10月12日(土)、コロナ禍の影響でしばらくの間中断をしていたスポーツ模範演技会を、7年ぶりに開催しました。今年は、東京オリンピック2020においてフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した宇山 賢 氏、現役大学生選手の浅海聖哉 選手、そしてスポーツアナリストの太田菜々海 氏をお招きしました。
宇山氏と浅海選手による模範試合
演技会は、宇山氏によるフェンシング競技の解説からスタートしました。フェンシングの基本的なルールや技術について、分かりやすく説明していただいた後、浅海選手との模範試合が行われました。本物の剣と防具を使用し、剣が触れ合うたびに響く金属音に会場は特有の緊張感に包まれました。試合はまるで実際の試合のように白熱し、華麗な技とテクニックが披露され、その迫力に引き込まれました。
太田氏によるスポーツアナリストの解説
続いて、太田氏がスポーツアナリストとしての役割について解説しました。太田氏は選手やコーチを支援するために、戦略データの収集や分析を行う業務に従事しており、今回の講演ではその具体的な役割について自身の経験を交えながら紹介してくださいました。生徒たちはスポーツにおけるデータ分析の重要性を理解し、新たな視点を得たようです。
スマートフェンシング体験
演技会の締めくくりとして、フェンシング競技の普及を目的とした「スマートフェンシング」の体験が実施されました。参加を希望した女子生徒2名と男子生徒2名が浅海選手と対戦し、真剣勝負の中でポイントが決まるたびに会場は歓声に包まれ、大いに盛り上がりました。この貴重な体験は、生徒たちにとって忘れがたい思い出となったことでしょう。
今年のパリオリンピックでは、日本チームが5つのメダルを獲得し、フェンシング競技への注目が高まりました。今回の演技会を通じて、生徒たちもフェンシングに対する興味を一層深めたようです。金メダリストの宇山氏や浅海選手の試合を間近で観戦し、さらにトップ選手と直接対戦できたことは、貴重な学びの機会となりました。
宇山様、浅海選手、太田様、御来校いただき心より感謝申し上げます。